ガスコンロの炎が赤いのは加湿器のせいだって本当?その理由とは
ガスコンロの炎と加湿器の関連性について
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ガスコンロを利用していて炎が赤かったら、真っ先に不完全燃焼を疑いますよね。不完全燃焼は一酸化炭素を発生させるので、大変危険な状態であるということは言うまでもないでしょう。
ではなぜ不完全燃焼を起こしてしまっているのか・・・バーナーキャップの詰まりなのか、それとも他の部分が故障してしまっているのか、あれこれと思案するにあたってまず疑うのは、ガスコンロの不具合や故障ではないでしょうか?
もしこのような場面に遭遇してしまったら、その前に冷静になって一度ガスコンロを利用している自分の周りをよく見渡してみて下さい。見渡した中にガスコンロの炎を赤くする原因が隠れているかもしれません。
実際にガスコンロの不完全燃焼以外にも炎を赤くする原因はあります。なんと、家庭でで通常よく利用されている加湿器がその原因である可能性もありえるのです。
今回はガスコンロの炎が赤くなる原因について、加湿器との関連性も含めて解説していきますので、興味のある方はぜひ最後までお付き合いください!
なぜ加湿器を使うと炎が赤くなる?
ガスコンロの炎が赤くなる原因の一つに加湿器の使用が考えられます。一体なぜ、ガスコンロの近辺で加湿器を利用すると炎が赤くなるのでしょうか?それは加湿器の水蒸気に含まれている成分に原因があります。加湿器に使用する水道水にはカルシウムやアルカリ金属が含まれています。この成分が加湿器によって水と同じく空気中に拡散し、ガスコンロの火に触れると化学反応を起こして赤くなる、というわけです。
スチーム式加湿器の場合、水の粒子が細かいので、カルシウムやアルカリ金属などの成分が加湿器に付着し、空気中に拡散することもないのですが、超音波加湿器の場合は水の粒子が大きいので、含まれている成分も水と一緒に空気中に拡散されます。なので、超音波加湿器を利用している場合、そのことが原因で炎が赤くなる可能性が高いです。もしガスコンロの近辺で超音波加湿器を利用しているのであれば、一度加湿器のスイッチをオフにし、確認してください。炎が青に戻れば、加湿器の利用が原因であると考えられます。
ちなみに加湿器が原因だった場合、炎が赤くても不完全燃焼になっているわけではないので一酸化炭素は発生しません。なので、体に害はなく安全ですので、安心してガスコンロを利用してください。
バーナーキャップの詰まり、変形
換気がしっかり行われている状況でも、バーナーキャップが詰まっていたり、変形していることにより正常に炎が出ずに不完全燃焼を起こす場合があります。不完全燃焼を起こしている場合、一酸化炭素が発生している可能性が高く、人体にも悪影響があり、かなり危険です。一度バーナーキャップを外して点検し、汚れやつまり、破損などによる変形がないか確認してみてください。
ガスコンロの炎が赤くなるその他の原因
ガスコンロの炎が赤くなる原因は加湿器やバーナーキャップの詰まり、変形以外にもまだ原因があります。炎が赤くなる原因について深く理解し、ガスコンロを安全に利用しましょう。
グリル使用時
グリルを同時に利用している場合においても炎が赤くなる場合があります。これはグリル内で調理している食品の塩分やカルシウムに炎が反応しているためです。一度グリルを消して確認してみましょう。この場合は、炎に異常があるわけではないので、そのまま利用しても問題ありません。
エアコンや扇風機の風
室内でエアコンや扇風機を利用している場合、そこから出ている風に反応してガスコンロの炎が赤くなることもあります。風の向きや風の強弱をを変えてみたりして工夫してみましょう。
故障を疑う前にチェックを・・・まとめ
通常の青い炎がある日突然赤い炎に変わると、ガスコンロの故障や不具合による不完全燃焼をを真っ先に考えてしまいがちですが、周りの環境が要因になっている場合もあります。周辺を見渡し、加湿器やエアコンを使用している場合は、それらのスイッチを切って確認してみましょう。
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