【お風呂のトラブル】追い焚きしてもぬるいときの原因
冷めてしまったお湯を、ボタンひとつで温め直せる追い焚き機能は大変便利ですよね。しかし追い焚きしても思ったように熱くならず、ぬるいお風呂につかることになってしまった経験はありませんか。この記事では、追い焚きしてもお風呂がぬるい原因をご紹介します。
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保温中お湯の温度=リモコンの設定温度にならない理由
お湯を保温する際、リモコンの設定温度と保温中のお湯の温度が同じとは限りません。一般的な保温機能では、冷めたらお湯を沸かす工程を繰り返すことで、設定した付近の温度を保てるような仕様になっています。
メーカーによってもお湯の温度をチェックする間隔は異なりますが、ほとんどの機種では、10分から30分ごとにお湯の温度を確認して、適切な温度まで沸かし直します。そのため、沸かし直してから時間がしばらく経つと、湯船のお湯が冷めてしまうのです。
追い焚きしても極端にぬるい原因
自動機能を使っている以上は、お湯の温度にどうしても誤差が出てしまいますが、極端にぬるい場合や、追い焚きをした直後もぬるく感じる場合には、異常を疑ってください。ここでは、追い焚きをしてもお湯の温度が上がらない原因をご紹介します。
循環アダプターのフィルターが詰まっている
循環アダプターのフィルターが詰まっていると、温度異常を引き起こす可能性があります。またお湯がぬるくなってしまうだけではなく、湯船が不衛生になってしまう危険性もありますし、風呂ポンプへの負荷が高くなり、給湯器などの設備の寿命を縮めてしまうケースもあります。
循環アダプターのフィルターが詰まらないように、定期的に掃除を行いましょう。フィルターの目詰まりをとって、正しくフィルターをセットし直したら、うまく機能するかテストしてみてください。
給湯器の故障
給湯器がまだ新しい場合には、使い方や掃除が間違っていたことによる、パーツごとの単発故障が考えられます。しかし古いタイプの給湯器を長年使っている場合は、経年劣化による故障の可能性もあるでしょう。給湯器の寿命はおよそ10年なので、それ以上長く使用している場合には、寿命を迎えた可能性もあります。お湯の温度が不安定な状態が続く場合には、専門業者に依頼して点検してもらいましょう。
にごり系、乳白色の入浴剤を使用した
にごり系や乳白色型の入浴剤を使ってから、追い焚きがうまくいかなくなった場合には、給湯器の内部に、入浴剤の成分が付着している可能性があります。温度測定を司るパーツに膜が張ることで、正しく温度が測れずに湯船が温まらない可能性が考えられます。
クリーニング機能や洗浄剤を使用して配管をきれいにすれば改善するかもしれませんが、それでも追い焚きがうまくいかない場合には、業者やメーカーに相談してみてください。
湯船の温度にムラがある場合
湯船の温度が場所によって差がある場合は、お風呂のお湯がうまく循環できていない証拠です。循環フィルターが綺麗であれば、循環ポンプそのものが故障している可能性があります。給湯器は定期的に交換していても、循環アダプターが古いものを使い続けている家庭も多いため、不具合が起きたときにはいつから使用しているかを確認してみてください。
循環アダプターの掃除をしないデメリット
浴槽、循環アダプター、追い焚き配管、給湯器は全てがつながって、それぞれの役割を果たしています。循環アダプターの掃除を行わないまま使用を続けていると、お湯の温度に影響が出るだけではなく、さまざまなデメリットがあり、他のパーツにもトラブルを起こしてしまいます。循環アダプターの掃除をしないことで生じるデメリットは以下の通りです。
・フィルター詰まりの原因になり不衛生。
・フィルターや配管に湯あかが溜まりやすくなり、パーツの故障につながる。
・水位が設定通りにならない。
・給湯器に負担がかかり、寿命が短くなる。
まとめ
いかがでしたか。この記事では、追い焚きしてもお風呂がぬるい原因を紹介しました。追い焚きしてもうまく温まらない場合には、循環アダプターのフィルターの汚れや、給湯器の故障、入浴剤の成分が付着してしまったなどの原因が考えられます。
1つのパーツが壊れてしまうと、他の機器にも悪影響を及ぼしてしまう可能性があるため、異常を感じた場合にはできるだけ早くメーカーや専門業者に相談してみてくださいね。
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