給湯器から熱いお湯しか出ない!原因と対処法を解説
給湯器から熱いお湯しか出ない時の原因と対処法は?
この記事を読むための時間:3分
「給湯器から設定した温度よりも熱いお湯しか出なくて困っている。」といった悩みを持っていませんか?突然熱湯が出てくると火傷してしまうリスクもあり、大変危険です。「給湯器の故障かな?」と思われるこの症状ですが、実は故障以外の原因も考えられます。
本記事では給湯器から熱いお湯しか出ない時の原因と対処法を紹介していきます。給湯器業者やメーカーに修理を依頼する前に、1度ご自分で確認してみてください。
リモコンの温度設定
浴室とキッチンの両方に給湯器のリモコンがある場合、どちらかが温度設定を変えるともう片方も設定温度が変わってしまいます。例えば台所で38度のお湯を使っている時、浴室でお湯の設定を42度にすると台所でも42度のお湯が出るようになります。
突然お湯が熱くなった際はリモコンの使用状況を確認してみましょう。どちらかの設定温度を優先したい場合は、それぞれのリモコンについている「優先ボタン」を利用してください。浴室のリモコンで優先ボタンを押せば、キッチン側からは温度が変えられないようになります。
出湯量を絞りすぎている
蛇口・シャワーからの出湯量が少なすぎる場合、お湯が熱くなることがあります。これは仕様なので故障ではありません。出湯量を節水のために絞っているという方は、1度出湯量を最大にしてみてそれでもお湯が熱いかチェックしてみてください。それでもお湯が熱い場合、原因は他にあると考えられます。
また、シャワーやキッチンなどでお湯を同時使用した際に、出湯量が減ってお湯が熱くなることもあります。これらも仕様なので、使用時間をずらすなどして対策するようにしましょう。
循環フィルターの汚れ
お風呂のお湯だけが熱い場合、循環フィルターが汚れている可能性があります。循環フィルターとは浴槽の側面に設置されている金属製のフィルターです。循環フィルターが汚れていると循環機能が上手く機能せず、設定よりも熱いお湯が出てくることがあります。この場合は循環フィルターをすぐ清掃しましょう。循環フィルターは簡単に取り外し可能です。ブラシ系の清掃道具で水洗いしながら汚れを落としましょう。
気温の影響
気温の高い夏場などは元の水温も高くなっています。しかし、給湯器は水の温度が設定温度に近い場合でもバーナーで水を温めてしまいます。そのため夏場は設定温度よりも熱いお湯が出てくることがあるのです。これは気温が高い季節によくある現象なので、故障ではありません。対処法は出湯量を増やすことです。出湯量が増えれば徐々に設定通りの温度になってくれます。
ガス栓や給水栓が全開になってない
これは稀なケースですが、ガス栓や給水栓が全開になってない場合、お湯の温度に影響することがあります。基本的にガス栓や給水栓を自分で触ることはないので可能性は低いですが、念の為確認してみてください。
給湯器の寿命・故障
10年近く給湯器を使っている場合、寿命や故障の可能性が高いです。給湯器の寿命は約10年と言われています。給湯器は寿命が近づくと経年劣化の症状が現れます。お湯が設定より熱いという症状もその1つです。
その他にも、
- 黒い煙が出る
- 小さい爆発音が聞こえる
- 温度が安定しない
- エラーコードが頻繁に出る
といった症状が見られるようになります。このような症状も同時に見られる場合は、寿命の可能性が高いです。給湯器が完全に動かなくなる前に修理、または交換を検討しましょう。
給湯器に故障の恐れがある場合は給湯器業者に連絡・相談
給湯器のお湯が熱いときの原因は、自分で対処できるものもあります。しかし、給湯器そのものが故障していたり、寿命を迎えようとしている場合はすぐに給湯器業者に連絡・相談するようにしましょう。
給湯器が壊れてしまってはお湯の出ない生活を強いられることなります。給湯器が故障していると感じたらすぐに修理or交換の検討をしてくださいね!
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