シャワーの水圧が弱くなったら?確認すべき点と原因・対処法をご紹介
シャワーを使っていて、「何だか水圧が弱くなった気がする…」と思ったことはありませんか?シャワーの水圧が弱くなるのにはさまざまな原因がありますが、原因に合わせて適切に対処することで改善する場合もあります。そこでこの記事では、シャワーの水圧が弱いと感じた時の判断方法や、それぞれの原因に合わせた対策について解説していきたいと思います。
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シャワーの水圧が弱くなったと感じた時の判断方法
シャワーの水圧が弱くなったと感じた時は、まず以下のことを確認しましょう。
お湯を出す時だけ弱くなるのは給湯器トラブルの可能性が高い
通常、水を出している時よりもお湯を使っている時の方が水圧は低くなりますが、水を出している時との差があまりにも激しい場合は給湯器が不具合を起こしている可能性が高いです。ただし、一度に複数の箇所でお湯を使用する場合は通常時よりも水圧は低下します。また、貯湯式の給湯器の場合、湯切れの可能性もあるので念のため残湯量をチェックしてみてください。
お湯も水も弱い時はシャワー本体のトラブルの可能性が高い
お湯だけでなく水を出している時にも水圧が弱いと感じる場合は、シャワー本体のトラブルの可能性が高いです。ただシャワー本体のトラブルと言っても、蛇口のネジの緩みやパッキンの劣化、フィルターの詰まりや水栓の部品の不具合など、さまざまな原因が考えられます。
シャワーヘッドなど簡単に取り外せる箇所であれば問題ありませんが、水栓周りのトラブルの場合は工具が必要になるので、専門業者に依頼しましょう。
【給湯器のトラブル】シャワーの水圧が弱くなる原因と対策
給湯器のトラブルによって水圧が低下する原因とその対策をご紹介します。
給湯器の号数が適切でない
使用している給湯器の容量が足りない場合、シャワーの水圧が弱くなることがあります。給湯器の号数は数字が大きくなるほど一度にお湯を沸かすパワーが高くなるので、家族の人数が多い場合は適切な号数かどうか検討してみる必要があるかもしれません。
お湯切れ
前章でも触れましたが、電気温水器を使用している場合、タンクのお湯を使い切ってしまうとお湯が出ない状況になってしまいます。こまめに水を止めるなどして節水に気を使っても頻繁に湯切れする場合は、そもそもの容量が足りないか、または不具合を起こしている可能性があるので点検を依頼した方がいいかもしれません。
冬場で水温が低下したことによる一時的な湯量低下
冬場など気温が急激に低下した時などに、お湯の供給が追いつかず湯量が低下してしまうケースもあります。また、しばらく時間を置いても水・お湯が出ない場合は凍結していることも考えられます。凍結している場合はコンロでお湯を沸かして配管にかけるなどの対応で改善できる場合が多いです。
【シャワー本体のトラブル】シャワーの水圧が弱くなる原因と対策
給湯器ではなくシャワーのトラブルによって水圧が低下する原因と対策をご紹介します。
止水栓の閉め方に問題がある
止水栓が半端に閉められてしまっている場合、シャワーの水圧に影響することがあります。止水栓とは、水回りに備えられている、水の供給を調節するための設備のこと。開けると水が供給され、閉めると止まります。この止水栓が閉められていると、水圧が弱まる可能性があります。
シャワーヘッドの水圧が弱い
ヘッドを交換して水圧が弱くなったのであれば、シャワーヘッド自体の水圧が関係している場合も考えられます。シャワーヘッドにはさまざまなタイプがありますが、選んだものがたまたま水圧が弱い設計の商品だったのかもしれません。シャワーヘッドが原因であれば残念ながら再度交換する必要があります。
フィルター詰まり
シャワーヘッドとホースの間にある、ストレーナーと呼ばれるフィルターが目詰まりを起こすと、水圧が低下してしまうケースがあります。このフィルターは水道水の中に含まれる不純物を取り除くために設置されている部品ですが、長く使っているとゴミがたまってしまうのです。この場合は、ヘッドを取り外してフィルターをきれいに掃除しましょう。
対処法を試しても改善されない場合はプロに相談しよう
シャワーの水圧が弱くなるのにはさまざまな原因があります。まずはシャワー本体の問題なのか、給湯器のトラブルなのかを判断し、紹介した対策を試してみてください。それでも改善されない場合は、専門業者に点検・修理を依頼しましょう。