停電中にガス給湯器は使える?停電後の使用の注意点も紹介
「停電が発生した時、ガス給湯器は使えるの?」と疑問に思ったことはありませんか?停電中にお風呂に入ったり、お湯を使ったりすることは可能なのでしょうか。そこでこの記事では停電中にガス給湯器は使えるのかどうかについて紹介します。また停電後に電気が復旧してから給湯器を使う時の注意点も紹介するので、停電時のライフラインについて知っておきたい方はぜひ参考にしてください。
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停電中に給湯器は使える?
給湯器には、停電中も使えるものと使えないものがあります。それぞれの特徴を紹介しましょう。
停電中でも使える給湯器の特徴
停電中でも使えるのは、停電モードを搭載している給湯器や、台所に設置された「小型湯沸器」、浴槽横に給湯器が設置された「バランス式風呂釜」、丸い煙突のついた「CF式風呂釜」などです。これらの共通点は、安全装置や点火のエネルギー源に乾電池を使用していること。乾電池は停電時も動くので、ガス供給さえ遮断されなければ通常通り使用することができます。
停電中は使えない給湯器の特徴
停電中に使えなくなってしまうのは、100Vコンセント(家庭用コンセント)を電源として使用する給湯器です。「全自動給湯器」「暖房風呂給湯器」や、リモコンで操作するタイプの給湯器などが該当します。リモコン操作などに電気を使うので、停電時は操作できません。
停電中に給湯器を使う場合の注意点
停電中でも使用できる給湯器も、停電中に使用する際には注意点があります。ここでは、主な3つの注意点を紹介していきます。
ガス漏れに注意・必ず換気する
停電時は換気扇が動かなくなるため、給湯器を使用する際は必ず窓を開けて換気しましょう。給湯器の内部などに故障が発生しており、ガス漏れが発生したり毒性の強い一酸化炭素が発生したりした場合、締め切った状態だと大変危険です。
操作を間違えないようにする
停電中は電気がつかないため、誤操作に注意が必要です。手元が暗い状態で給湯器を操作する時は、懐中電灯や携帯電話のライトなどで照らし、誤ったスイッチを押さないように気をつけてください。
各メーカーの指示に従う
一般的には停電中も使用できるタイプの給湯器であっても、メーカーが推奨していない場合があります。また計画停電など停電が事前にわかっている場合、スイッチを切る、電源プラグをコンセントから抜いておく、水抜きをするなど、各メーカーの指示がある場合も。停電が起こる前に一度、使用している給湯器の取扱説明書や公式サイトを確認しておきましょう。
再通電時に給湯器を使う場合の注意点
最後に、停電が終わり再び通電した時に給湯器を使う場合の注意点を紹介していきます。
運転スイッチを入れなおす
停電前に電源をONにしていたとしても、停電で電源が切れると、再通電時に電源がOFFのままになっている場合があります。再通電時に電源がONにならなくても故障とは限らないので、まずは運転スイッチを入れ直しましょう。また時刻表示などの初期設定が再度必要になる場合もあります。
説明書や公式サイトで仕様をチェックする
エラー表示が出ているなど普段と様子が違う場合は、説明書や公式サイトで仕様をチェックしてみましょう。再通電時に特別な設定が必要な場合や、一時的なエラーが発生している場合があります。
動かない場合は点検・修理を依頼する
運転スイッチを入れなおしたり、説明書や公式サイトを確認したりしても動かない・エラー表示が消えない場合は、業者に点検・修理を依頼しましょう。メーカーやガス会社、地元の給湯器工事の専門業者などに相談してください。
停電中・停電後の給湯器の使い方に注意しよう
停電中にガス給湯器は使えるのかどうかについて紹介しました。電気を使って操作する給湯器は使用できなくなることもありますが、エネルギー源に乾電池を使用している給湯器や、停電モードを搭載している給湯器は停電時でも問題なく使用できる場合があります。お使いの給湯器が停電時に使用できるのか確かめておきましょう。
また再通電時に給湯器を使う時も注意したい点があるので、各メーカーの指示をチェックしておくことをおすすめします。